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 花粉の影響もあり、春は体調がよくない。でも人間より植物が好きだから仕方がない。そういう時は無限に寝るというのが無難だな。

 で、何となく暇潰しに古いゲームをやってた。
 時世、戦争。戦争といえば、三国志。古いⅧをちょっとだけやってた。
 やっぱり馬騰でしょ。三国志演義では漢室に忠節を尽くす人って設定だけど、実際にはちょっと違うらしい。

 馬騰さんはトカラ語を使う羌族と漢人のハーフであり、若い時分は辺境で貧困生活を送った苦労人。良くも悪くもわりと真面目な田舎者。
 成長すると漢民族というより、中央アジア民族の思考に近い部族長・酋長といった域を出ない親分。実際に羌族や氐族と連携して、漢軍と戦うこともあった。
 言語が異なると語彙も変わり、当然思考も変わってしまう。漢語的な思考より、母方のトカラ語的な思考が得意だったのかもしれない。
 涼州での氐族や羌族の反乱に対して、当初は討伐軍として参加していたが、涼州当局の腐敗・内訌から馬騰も賊軍に与することになったという。しかし、朝廷が派遣した皇甫嵩将軍に破れた。
 その後の董卓政権に従って将軍位を与えられるが、董卓死後は益州の劉焉と結び、反旗を翻すも敗れて涼州に逃れたという。その涼州で義兄弟の契りまで交わしたはずの韓遂と争いを繰り返していたという。
 その仲裁をした曹操に従って袁紹との戦いに協力。首都近郊に移住して再び漢朝廷の国家公務員となる。が、三年後には涼州軍閥を継承していた長男 馬超が反乱を起こし、連座して馬騰は処刑された。
 なんだか慌しい人生でした。

 そんなんでも先祖は皇后も輩出した将軍家で、馬騰の父も漢の地方公務員だったことから、そもそも漢帝国と全く無縁だったわけではない。さらに遡れば戦国時代の趙の将軍に辿りつくという。
 落ちぶれた名門なんてロマンティックだね。他人事だから苦労話もドラマティック。
 当然ゲームでは皇帝にもなれる。史実モードならば、劉備や劉焉と相性が良く、その辺の武将を先に登用できれば、かなりの軍閥になれる。
 とまぁ、古いゲームをしてしまいました。群雄割拠の段階では楽しいんだけど、勢力が三つぐらいに絞られると、統一の最終段階は面倒になって、ほとんど諸将に委任してしまう。私の軍団長 孟達は出世欲があってよく働くんだよ。
 でも、統一する前に拒否権もなく皇帝になっちゃうからつまらないんだよね。やっぱり最後まで皇帝にはならずに、補佐に徹するというのがいい。あくまで「焼き網に載らない」という小独立が楽しいんだよ。つまり、誰かを皇帝に祭り上げてお終いとかね。
 でもリアルに戦争の時代になると、小独立大連携というのは難しいね。常に右翼や左翼の専制主義者が平和や自由の邪魔をするんだよね。
 ゲームでも袁紹・曹操・陶謙が小勢力滅ぼしてしまうから、連合を維持できない。まぁゲームだからなんだけど、現代の感覚ではなく三国時代の野蛮さをシミュレートしてるからしかたないのかもね。

 で、統一間近になったら、やめてしまうわけです。三国時代や戦国時代の人間ではないので飽きちゃうんだよね。
 そういう人は当時はいなかったのかなぁ・・・・・

 石楠花の蕾が割れて色が見えてきた。
 今年は梅の実が多い。このまま成長するかは分からないけど、梅酒以外にやってみたいことがいくつかあるので、物価次第だけど、実るといいね。
 柿の若葉も次々噴いてる。芽や葉を摘むにはまだ足りない感じかな。
 まだ前年の剪定ゴミの処理が完全に終わっていない。
 決して広大な庭ではないのに、人は老いていき、相対的に庭は面倒になっていく。

 だから、老人は早く国家の中心から引退すべきなんだよ。若者が死に始める前に。若者が生まれなくなる前に。事態が手の届かない状況になる前に。
 日本はもう手遅れなんだろうか?
 ロシアはもう手遅れだろうな・・・ 殺しすぎたし、死にすぎた。許し乞うてどうかなるという域を超えた。
 そしてウクライナに戦車が集まり、戦闘機も届き始め、あとは気象条件と人員等の物理条件がマッチした時、西側の総力戦が始まる。ロシアがプーチンと心中する様を見るのも一興だ。この戦争に三年目は存在しない。西側諸国がそれを許さないだろう。やはり、6月以降になるのだろうか?

 核戦争も見てみたかったが、ロシアの崩壊だけで完結するだろうか?
 ゲームだったら、地球を統一する皇帝が爆誕しちゃうんだろうな・・・

戦争も味噌さえあれば草摘んで食道楽にしてやるつもり
いかな世も柿の若葉も食い気たつ

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