寒い。12月の寒さにただ鬱を怖れる。老化と退化で自分の熱量は年々低下している。
と、私は今が寒いと思っている。うちの庭も紅葉が進んでいるが、一つ、梅の木が頑固に冬を認めない。梅の落葉が進まないのだ。
庭に野鳥が来る。鳥のために 生ゴミ台 にしているのが梅の木である。
ステンレス針金で作った吊り台に、ヨーグルトのプラ蓋を流用した皿を置き、梅の木に括りつけている。皿には雨水が溜まらないように穴まであけてある。
テレビで見た 野生動物を自然に帰す活動 にヒントを得た工夫もある。保護された野生動物が餌を簡単に食べられないようにしてサバイバル技術を学ばせていると知り、うちのゴミ台も鳥が突きにくい位置に置いている。
メジロのような小鳥は針金に停まれるのでしょうがないが、ヒヨドリに関しては不安定な姿勢で体をひねり伸ばさないと届かない位置にある。梅の落葉が進み、私が一部の枝を剪定しないと餌に届かないという困難な位置にゴミ台を設置した。
過去には梅が落葉する前に生ゴミを置いたこともあるが、結局鳥がゴミを突くことはなかった。落葉し、庭の視界がよくなって、はじめて鳥は梅の木に停まる。
今は山茶花が咲いているのでメジロだけは来ているようだが、蜜柑も突かれていないし、ヒヨドリも見かけない。山の植物の不作で熊も人里に出てくるという今年は、鳥インフルエンザも発生しているので、鳥達の栄養状態次第では逝ってる可能性も否定できない。
さて、うちの庭、もしくは近所で見られる野生動物は野鳥を除くとネズミ、モグラ、イヌ科のタヌキ、過去にはハクビシンが入ってきたこともある。
クマネズミは柿を狙う私の敵だ。2020年に一匹は罠にはまり死んで土になった。他にもいるはずだが、夜に外の通風孔を搔く音がするぐらいで、気配だけで見られなくなった。今年は柿が一つしか実らなかったから、ネズミの食べる分は落ちたものだけだったはず。
モグラも間違いなくいるけど、一度だけ見たことはあるというだけ。
ところで「イヌ科のタヌキ」という表現は、日本人には奇妙に思えるだろう。ただし、一部の外来語ではタヌキとアライグマを分ける言葉がないらしいとウクライナ関連の情報で知った。だからアライグマ科ではなく、イヌ科と記しておけば、仮に翻訳されても伝わるかと思ったのですが・・・、誰がこのブログを翻訳してんだって???
地元調布市はタヌキをよく見かけます。一番近い場所では家の裏の道で二匹のタヌキと遇ったけど、敷地内に入ってきたことは多分ないと思う。
それ以外の動物だと、爬虫類でヤモリとカナヘビがいる。
で、昔はいたけど、今は見ないのがヒキガエルとニホントカゲ。子供の頃はいるのが当然だと思っていたけど、庭絶滅したんだね。
WordPressのお題は、きっと英語の翻訳なのかなと思っている。お題の内容が日本文化っぽくないから。動物という言葉は animal の訳語かと思うんだけど、そうなると主に哺乳類ということになる。でも、日本語だと脊椎動物のように哺乳類以外も動物になる。植物に対しての動物ならば、昆虫なども入ることになる。
自分が見たお題は当然日本語なんだけど、誰が何語で考えたお題なんだろうね。それはいつも思うことなんだけど。
東京で生で見た哺乳動物に限定するとカモシカは奥多摩で見た。ドブネズミは都内の環状線沿いとか。
高尾山でクマも見た。かなり遠かったけど。
リス。井の頭公園以外でも見たはずだけど、どこだったっけ?
見たことがない野生動物で一度見てみたいのがウサギ。野生のウサギというのは自分の中では都市伝説級。ピーターラビットはファンタジーで、野生のウサギはいないのではないかとさえ思っている。
野生動物ではないと思うけど、昔、フェレットのようなイタチの仲間が府中の某コンビニ前を駆け抜けていくのを見た。
市場の近くでカラスと戦う猫は野生なのかな? 少なくともかなりワイルドだったよ。
東京調布は関東村跡地という広大な草原が、サッカースタジアムなどに整備されたことで野生っぽさがそもそもなくなった。
農家が土地を手放し、旭化成やら三井、三菱やらが大層なマンションにしてしまう。少子化の進む日本の現状に逆行して、人口密度を一層高めて住みづらい町に作り変えてくれるので、自然とか野生も減って、にわかな植栽ばかりになってしまう。
土の中に眠る静かな野生はタイルの下敷きになり、蟲や蛙や蛇を嫌う無知な憶病者ばかりが住みやすい町になってしまった。
共存を嫌い、犯罪が増え、面倒ばかりを押し付ける現代社会と野生動物というのは相性が悪いのかもしれない。
野生動物を開発計画に入れるなんていうのは日本ではなかなか聞かないね。
小池都政は、老朽化したインフラの建て替えを口実に、五輪だコロナだとばさばさ伐採するので、ついには神宮外苑までばさばさのばさ。小池おばさんの面目躍如。ばっさばさのばさ~、土建の力でメイクアップ!!
カイロ小池の緑はペンキの緑、ペンキの緑に溢れる街 東京にCOME ON!
翼を失ったTOKIOはばさっと落下、ヒートアイランドにようこそ!
空を飛ぶ 街が飛ぶ
(TOKIO/沢田研二/詞 糸井重里:1979)
雲を突きぬけ 星になる
火を吹いて 闇を裂き
スーパー・シティが舞い上がる
TOKIO TOKIOがふたりを抱いたまま
TOKIO TOKIOが空を飛ぶ
海に浮かんだ 光の泡だと お前は言ってたね
見つめていると 死にそうだと くわえ煙草で涙おとした
TOKIO やさしい女が眠る街
TOKIO TOKIOは夜に飛ぶ
蟄したい平和逼塞の十二月
自公熊穴に逼塞とぞ詛う
外苑にペンキで緑足してやれ緑インクの小池に亀も