書きたいことが有るような 無いような…
整理するためにまず・・・ ラナンキュラスが一斉に咲き出した。
うちのラナンキュラスは植え替えなしで管理しているが、今年は腐葉土や肥料を足して、雑草も抜いていたので花が揃っている。自分で買ったクレオパトラパープル(CP)以外は、老母が買った「ミックス」なので黄色、赤、白、ピンクには名前は無い。
白が一番立派な花を咲かせる。株の数はCPが一番多い。黄色はあまり増えず、白は少しずつ増えている。白とピンクの差は年々無くなっている気がする。CPは年々花が貧弱になっていて一重に見える年もあった。
シマツルボ(Ledebouria cooperi) が咲いていた。先に咲いていた ルーイスターリティ(Rhodohypoxis baurii) 共々、南アフリカ原産の植物が咲きそろった。
イタリア原産の黄色の ユーフォルビア(Euphorbia ・・・) も開花目前。シマツルボ、ルーイスターリティ、ユーフォルビアの三つはいつも同じ時期に連続して咲く。
うちのユーフォルビアはいつからどのようにして庭にいるのかは不明だ。長く鳥散布だと思ってきたが、老母の切花からのこぼれ種説というのも有りそうだ。
どちらにしろ、日本原産のユーフォルビア=トウダイグサ属は湿地耐性のある植物だが、湿地耐性が無いことからイタリア原産の地中海性気候に生きるユーフォルビアだと推定している。で、コラロイデス coralloides としてきたんだけど、この綴りがそもそも間違っているかもしれない説=corallioides コラリオイデス説が出てきた。
自分が持っている英国人園芸家の本ではカタカナで「コラロイデス」、英語索引にも「coralloides」と書かれているのだけど、ネット上では同じ植物が異なる綴りで出てくる。
どっちが正しいのか? どっちも正しいのか??? 全然分からない。
ただ、植物分類学の伝説カール リンネによる命名らしいことはわかった。でも原典を知らないので植物分類学上どっちが正しいのか、言語による差異なのか、Wikipediaの情報も乏しいので答えに辿りつけない。自分は corallioides コラリオイデス説に傾きかけているが、明示できる根拠があるわけではない。
寒暖を繰り返す気象に植物時計は狂わされている。庭の豊後梅が二度咲きしちゃってたし。草木瓜が何度か咲くのはありそうだけど、豊後梅の二度咲きは初めて見た。
蜜柑の蕾も白く目立ってきて数日内に咲き出しそうだ。
ミヤコワスレが生えてこない。
クレマチス・ニオベーが咲き出した。
うちのカンアオイは2月~3月頃に咲いてないはず。ヒメカンアオイだと思っていたけど、花期が5月とされているコトウカンアオイ(湖東寒葵/Asarum majale 2006) に近いのかもしれない。カンアオイの研究は十分ではないようで、今後も類似の中間種が新種や交雑種とされて分類が変わる可能性はあるだろう・・・
日当たりのよい日にムサシアブミを撮り直した。撮り直しても美しいという花ではない。ただ、花であることは間違いないし、うちのムサシアブミは鳥散布由来なので大事にしてる。写真は鉢に移して管理しているものだが、庭にもう一つ株がある。そっちは葉が一枚しか出てこない。葉が二枚に花芽一つがセットだけど、葉が一つしか生えない理由はわからない。ごちゃごちゃして草を抜かないので生存競争が厳しいのかもしれない。
結局、今の季節はなんなのかさっぱりわからないけど、寒さが戻るというのは まだ春だから ということなのか・・・
うちの庭の夏の基準のひとつ、黄色い薔薇は今年は咲かない可能性が高い。それでもチャイコフスキーやディオレサンスが咲けば、庭の暦は夏になる。ジャーマン夫人ことジャーマンアイリスが咲けばそれも夏だ。
定家葛も咲きそうなんだけど。でも、4月に蜜柑が咲いたらやばい気がするなぁ・・・ 今年は熱中症で何人死ぬのかな・・・
今、中南米でデング熱が大流行しているらしい。環境の差があるので単純比較はできないが、アジアではカンボジアやベトナムには殺虫剤耐性の高い蚊 Super-resistant mosquitoes というのがいるらしい。
蚊取り線香ではなく、対策が農薬に偏ってしまうと耐性を持つ生物というのが出てくる。環境破壊も進み、生物多様性を失う。蚊は蜘蛛や蛙に捕食されるが、農薬で蜘蛛や蛙が減ると、結果的に蚊だけが残る。蚊は国境を越えてどこからでも飛んでくるので、絶滅することはほとんど無い。強風に乗ってくるのか、船に便乗するのか、人が気付かない小さな水溜りに生き残る。
多様な生物が生きられる環境を残した上で、人間界の限定した部分だけを駆除すれば、駆除剤に接しない動物の方が増えるので、相対的に薬剤耐性の高い動物は減る。結局、共存を目指した方が必要な駆除もしやすくなる・・・ はず。
かつては日本 (沖縄~熊本県天草地方) にもいた 熱帯縞蚊だが、駆除に成功し、いわゆる やぶ蚊に入れ替わったという。気候も味方したのかもしれないね。
蚊取り線香は、殺虫成分だけでなく煙という昆虫全般共通の弱点を撒くことで、殺虫できなくても忌避効果が期待できる。
生体兵器としての ウイルス感染蚊 や 不妊蚊 など最新の熱帯縞蚊対策はいろいろとあるらしい。日本はタイ、ベトナムや台湾を支援することで、熱帯縞蚊の北上自体を制限するのがいいだろう。
中国南部は北京政府がなんとかするでしょう。どうにもならなくなったら、その時に考えましょう・・・
うちの庭には蓮を入れていた湿地水槽がある。蓮はなくなったが、蚊はたくさんいますよ。水槽の水には透明度や水質の維持を期待して 納豆のねばねば(商品としてのナットウキナーゼではない) を不定期に溶かしている。ゼロにはならないけど、蚊の発生が少しだけ減る。蚊自体は一滴の水溜りでも誕生できるらしいので、水槽以外で発生する蚊の方が多いと思う。
湿地水槽には今は ハンゲショウ(Saururus chinensis) しか入ってないが、ハンゲショウが完全に水草化するのを見ると、植物の奥深さ、東アジアの自然の奥深さを感じるよ。
日本列島は浮いたり沈んだり、大陸とつながったり離れたりを繰り返して今があるので、そこに息づいた生物は環境変化に柔軟に対応できるものが多い。大陸の植物との生存競争には弱いのに、環境の変化には強いというのは不思議だね。
蕗の話も前に書いたが、ラワンブキやアキタブキも、あくまで普通のフキの亜種に過ぎない。つまり、環境が整えば全てのフキが巨大サイズになりえるというわけだ。
だから、何事もなるようになるし、なるようにしかならん!
環境の変化に強いといっても、限度はある。北限や南限は容易には乗り越えられない。だから、平均気温の上昇は劇的な植物相の変化をもたらす。植物相が変われば共生している他の動物も変化する。昆虫はもちろん、野鳥や野生生物も移動をせざる得なくなり、移動できないものは絶滅するか、変異を強いられる。
人類も白人は皮膚癌を含む難病が増え、黒人など有色人種が優位になるだろう。政治・軍事・経済的な地位はわからないが・・・
熱帯縞蚊が北上する時は、日本で見られた普通の植物が普通ではなくなるということだ。
東京で桜が見られるのはいつまでだろうか?
本州で桜は見られなくなり、銀杏は絶滅し、デイゴの花が新しい東京の都花に指定されるかもしれない。海では鯵や秋刀魚は見られなくなり、江戸前寿司は赤いアカジンミーバイ、青いイラブチャーが席巻するようになるかもしれない。
その頃には60代以上の人口は劇的に減っているかもしれない。その多くは熱中症を含む災害関連での死亡。それに次ぐのは飢饉などの貧困関連死。植物相の変化に農業が対応できなくなり、多くの農家は廃業。漁業も同様だ。インバウンド需要なんてのは夢物語で、マジヤバイ系の外国代理人が流入。
今ある戦争は次第に終息するが、ロシアの崩壊、アメリカや中国で内乱が勃発し、新しい戦争によって食品やエネルギー価格が引き続き上昇。
裏金が消える一方で、人口減少による都道府県制の事実上破綻と並行して、全国でインフラの老朽化が顕著になり更新できずに消失していく。道州制への移行も時既に遅く、戦後日本終了。自由を望む半島や大陸からの移民を迎え入れて、アジア系他民族国家 シン日本を始めることになるだろう。
シン日本人は民族主義者じゃないといいけどな・・・
そして、私は寒暖の差に負けて、庭にうずくまって飢えて死ぬんだろう。結局、国境の無い地球は叶わずか・・・・・
叶わぬと諦めようか夢ひとよ ひとよとおもう ひとよの夢よ