9月も半ば過ぎて、秋分の雨は先週までの30度台の暑さから打って変わって25度、風や雨を加味すると体感はもっと涼しいというか寒い人もいるだろう。最低気温20度を切ったところも多いはず。朝方の窓ガラスはとても冷たかった。
温度や気圧の変化は疲労を加速させる。季節変わりにインフルエンザ+コロナ流行というのは理に適っているというか、因果に整合性がある。
とにかく寝ても寝ても寝足りぬ。食べても食べても食べ足りぬ。秋渇きとはよく言ったもの。夏の疲労、季節変わりの自律神経の乱れによって、病気や免疫低下に対応しようと食欲と睡眠欲が増し増しの大盛りだ。
そこへ大相撲、バレーボール、ラグビー、サッカー、大相撲と間断ないヘビーローテーション、もしもこれにスマホ依存やゲーム・SNS依存なんてのが加わると・・・ 末恐ろしいね。絶対死亡フラグたってるだろ!!
大相撲は14日目で優勝争いは3敗までか4敗までかという分水嶺。気付けば貴景勝は勝ち残り、ストレスフリー時代の新鋭 熱海富士に並んだ。個人的には高安を応援しているが熱海富士戦で叩きつけられた腰が心配だ。妙義龍など勝敗に関わり無く応援してきた力士も概ね元気。
新大関の大苦戦も一つの話題としてそれはそれで面白い。
女子バレーボールを久しぶりに見たけど、なんか上り調子らしい。サッカーと違って情報を全く追ってないので、知っている選手が一人もいない。
でも、都合よくベルギー戦とか勝ち試合ばかり見ている気がする。
ラグビーは日本と同組のアルゼンチン-サモア戦で19-10と雨天のロースコアゲームながら見ごたえあり。しかも日本がこれから当たる二カ国なので見ておきたかった。両者とも曲者。
サモアはミスが多かったので、このままなら日本は勝てそう。
アルゼンチンにも勝てそうな気はするが、イングランド程ではないが強い。PGの射程・精度はさすがFootballの国って感じのキックだった。
そして、女子サッカー、なでしこ親善試合 アルゼンチン戦。
女子のアルゼンチンはそれほど警戒すべき相手ではない。そもそも日本の敵ではない。8-0の完勝だった。今時、審判に文句を言っているようなチーム、スポーツ選手はなでしこの敵ではない。
審判とコミュニケーションを取る事は大事だし、久しぶりにVARとかラグビーならTMO、相撲なら物言いがない試合だったから、選手がイラつくのは理解できるけどね。
でも、審判への抗議はチームを弱くさせるよ。
そして、なでしこの新戦術というか、ワールドカップ用だった424ダブルダイヤモンドから4123に変更。シンプルなようでなでしこ的には大改革だろう。この先に待つアジアカップ前の最後の親善試合らしいが、対アジア用の変更だろう。
4バックから熊谷を外してアンカーポジションへ、その前に長野と長谷川、そして3トップという4123の布陣だった。熊谷を中央にした3ボランチという見方もできるだろう。欧米ほどのスピードがないアジアで、熊谷の圧 でチーム全体を前掛りにする意図だろうか・・・
でも、長野が動き回ってきた守備の一手目が全て熊谷によって処理されてしまうので、長谷川は躍動できたが、長野は埋没してしまった印象だ。
熊谷を中央のアンカーに使うなら、長野ではなくより攻撃的なプレーが活きる林のような選手が良いかもしれないと思った。
最終盤に3バックに近い終わり方をしたけど、久しぶり三浦がボランチで出てきた。3バックの前に三浦と長野を並べて攻守の転換を意識した並びにするとかの方が個性が活きそうだね。
長野は攻守の転換点で活きる選手だと思うので、攻守の転換点が熊谷で完結してしまうと、低い位置からボールを奪って上がってくる長野らしい動きはなくなり、目立たなくなるんだね。攻撃は長谷川と3トップ、2ウイングの遠藤・清水で十分に駒が足りているので、これに長野に熊谷まで加わるとスペースが無くなって窮屈になってしまう。
昔の英国プレミアリーグ マンチェスターユナイテッドの暗黒時代 モイーズ監督下でのファン・ペルシはいつも怒っていた。もともとウインガーだった彼は中央からサイドへ、サイドから中央へと動きでスペースを作るアタッカーで、中央で待機するボックスストライカーではなかった。
モイーズの采配では、他の選手がサイドに上がってくるので動くスペースもなく、ポジションチェンジも許されず、常にマーカーを背負って最も不得意プレーを強要された。モイーズは選手を活かせないタイプの金型監督だった。
なでしこ歴代でも佐々木・高倉監督はこのタイプで、442の金型に選手をハメて、選手の個性から逆算した戦術は皆無だった。澤時代は見事に金型にハマり優勝までしたが、その後も選手の個性を無視した暗黒の442時代が続き、澤の後継者 という個性を無視したあだ名が続いた。
澤の後継者と呼ばれた一人 杉田妃和 は、池田監督下で攻撃的なウイングFWとして3トップの一角を担ったり、持ち前の守備力でウイングバックや流れで中央の守備にも参加することがある。それは澤ではなく杉田本来の姿なのだろう。
現 池田監督はいわばオシムの正統な後継者といった感じの選手を活かせる監督らしい。オシムが化学用語からポリバレントと表現した選手同士をつなげる力、例えば連動とか連携というのは、選手の個性・相性が合致する時により発揮される。それは練習量以前の問題だ。
今回は熊谷を最大限に活かす形で4123だった。結果的には長野にはスペースがなく、埋没したようだった。
WCでの424(一般的には541や343などとされている)のように、攻守の個性が最大限に活かされれば、得点王・アシスト王、そして優勝国に唯一勝つという結果を残せる力を秘めている。
このアルゼンチン戦も得点こそ大量8得点だったが、強くない相手との結果に満足することはないだろう。
アジアカップのライバルはWCとはまた別の気迫で番狂わせを狙っているはずだ。さぁ池田なでしこのアジアでの成績は如何に?
そして、また大相撲。最終盤に勝ち越しをかける組の奮戦が続く。惜敗の負け越し組、まだ千秋楽につなぐ組、幕内と十両の狭間でもがく組、いわゆるリーグ戦にはリーグ戦の見方がある。
のらりくらりと勝ち越す者あれば、正々堂々負け越す者あり。押して押し負けさがる者あれば、差して差し勝ち投げる者あり。宛がい追っ付け制す者あれば、翔んで変わって引き落とす者あり。
これ全て相撲の内なれば、幕内も幕下も相撲の内、跳ねる翔猿も回る宇良も透かす翠富士も相撲の内なり。
さぁその次はまたラグビーワールドカップだ。寝るな俺!
急変す暑さは寒さ秋の冷え裸は布団裸足そのまま