寒色の間食

 産直で大豆三色を取り寄せた。大豆をたくさん(1.8kg)勢いで買ったけど、炒り豆食べたさに買ったので、正直本当に全て炒り豆にしたものか悩んでいる。
 そもそも老母の話だと、家で豆を炒っても美味しくならないという。出ました! 昭和初期の無知無検索。まぁ、昭和初期にインターネットなんてないからね。
 でも、老母に豆の炒り方を聞こうかと思っていたけど、無駄だということはわかった。念のために老母がやっていた炒り方を聞き、検索で出てきた美味しい炒り方との違いを確認することにした。
 わりと初歩的な違いがあった。豆を浸して吸わせる工程が完全に欠けていた。老母は豆を洗ってすぐに炒っていたらしい。
 熱湯に浸すということをしていなかったことがわかった。

 たんぱく質ダイエットを続けていて、とはいえ物価高の中で肉をさけて、豆腐やでん六の「こんぶ入り大豆」という炒り豆菓子などに頼っていた。
 そこで思い切って豆自体を購入することにしたわけです。ちなみに、豆の炊き込みご飯が好きです。
 冬至前に蕎麦の実を買って以来の暴挙。大豆三色1.8kg!

某サイトによる美味しい炒り豆の作り方
①ザル等を使い豆を軽く水洗い
②洗った豆を布巾につつんで熱湯をたっぷりかける
③布巾につつんだまま30分放置した後に、水切りしてフライパンへ
④強火で炒り始め、パチパチっという破裂音がしたら、弱火にして15分炒る
⑤冷めたら出来上がり

※②で布巾に包むのではなく、直接「熱湯に1時間以上浸しておく」と柔らかい炒り豆になる。
※④の弱火で炒る時間を長めにすることで深炒りの香ばしさが増す。
※④の炒る工程はレンジでもできるらしいが、ここでは割愛。
※④フライパンで炒る際は常に揺するか、箸などで混ぜること。
※⑤熱々でも食べられるが、冷めると硬くなる。

 ちなみに煎ると炒るは基本的に同じ意味なので、気になる人は「炒→煎」の脳内変換をしてください。

 布巾で包んで水を含ませる方法はネットでもあまり見かけなかった。でも、硬めのカリカリ感が好きなので、たっぷり吸わせずに布巾で軽く蒸すような方法を見つけて採用!
 しかし、それには注意が必要です。

 黒大豆(黒豆)の場合は布巾に染みがつきます。某サイトでは当たり前のように白い普通の大豆だったので、全く考えなかったアントシアニンの反乱でした。
 というわけで、大豆ポリフェノールたっぷりの炒り豆で迎える冬至はもう明日!

 隙間風いり豆かじり塩なめる

ふわわ~ん(妄想中)

 とりあえず、八重寒紅梅が咲き始めているのに気付いた。蕾は膨らんでいたけど、いつも年が明けてから咲いていたので意識して見ていなかった。数日前から咲いていたらしい。早いと調子狂うな。まだ冬至じゃないよね・・・
 白木瓜も一輪だけ結構前から咲いていたらしい。しかも、これまでの花の倍ぐらいに肥大化した奇妙な花が咲いているのを自分の目でも確認した。なんか気持ち悪い。
 で、メジロがやっと来た。やっと冬も本番という寒さと共にメジロが来て、ヒヨドリも頻りに果物の皮を食べていた。

 花を買うのを我慢していた。コロナの中であり、うちも貧困であり、観葉植物も肥料も土も、つまり只ではないからだ。
 でも老母が不意にこっそりと買ってきた。赤い実を付けたクリスマス・正月用の植物。こそこそと買ってきたクセに名前を覚えてないし、名札もないときた。
 ちなみにうちには黄実千両(購入)、十両(購入)、鳥散布の万両(赤実・白実)がある。同じく鳥散布だったピラカンサらしき幼木は抜いちゃったな。
 これに一両とも呼ばれるアリドオシ(蟻通し)があると、「千両万両有り通し」の語呂合わせで縁起がいいとかいう話で、アリドオシが欲しいなぁと思ってたけど我慢していましたよ、私はね・・・
 で、老母は赤い実の植物を買ってきたから、「アリドオシか?」なんてぬか喜びをはさんで・・・、名前を聞いてもわからない♪ 困ってしまってワンワンワワーン♪ ってことでGoogleりましたよ。

青山フラワー +赤い実

 画像検索で出てきたのは、もう更新されていないらしい某ブロガーさんの2009年の画像。ああ、この植物ですよ!うちのと同じ。葉の色が違うけど。
 葉の色は寒さでチョコレート色になるらしいね。
北米原産 Gaultheria procumbens
 和名もあって、姫柑子(ヒメコウジ)、近年は英名のチェッカーベリー、アロマとしてはウインターグリーンとして紹介されているらしいな。

 室内照明だけで撮ったけど、ガラス越しの街灯が氷みたい

 北米原産で先住民が医療に使ったり、今日でも食用にされるらしい。一つだけかじってみたけど、湿布薬と同じサリチル酸メチルを含んでいるので、独特の涼感を微かに感じる。微かに甘さもあるけど、トータルして美味しいということはない。不味くないというか、食べられる味。皮ははがれやすく食べやすい。独特の食感といい不思議な果実だね。
 精油としてのウインターグリーンはどんなものか知らないのだけど、「甘いサロンパス」なのかなとか想像している。

 さて、寒い中で一寸だけ外に出て流れ星を・・・と思ったけど寒いのでやめました。何年か前に見たし、もういいかと思ってね。
 もう寒さに弱いんですよ。若い頃はもちろんここまで寒さに弱くなかったけど、もう老人です。なによりメンタル老人なんで・・・うそ、肉体的にも老人か加速中です。
 心既にここにあらず
 もう寝具の中にあり・・・

寒紅梅と白木瓜気ままな師走の西風