雨の合間に庭の木蓮がやっと開いた。
関東の桜がなかなか咲かなかったように、庭の木蓮もなかなか開かなかった。それに咲く前にヒヨドリに食われてしまう蕾も多い。
三つも蕾が集まっていて、どうやって開くんだろうと思っていたけど、なんのことない 瞬殺でヒヨドリが食べてしまった。まだ苞が残っている一つだけが食べられずに残っている。写真の右下の蕾も咲く前に食べられている。
庭に出ると木蓮の破片が落ちてくる。見上げるとヒヨドリが私を怖れずに食事をしている。
庭の木蓮はヒヨドリのためにあるらしいよ。
同じ日にハナニラ(Ipheion uniflorum)も一斉に咲き広がった。バラ科とハナニラをセットで育てるという話は過去に何度もした気がする。この季節の紅梅やバラの大鉢は、白いハナニラだけが咲いている。
先の記事で定着しないと嘆いていたヒメオドリコソウが姿を現した。水仙のしなだれた長い葉に埋もれていたようだ。しかもちょっと増えてる!!
ジメジメした日陰気味の庭だが、温暖化で乾燥気味になり、ヒメオドリコソウにはプラスなのではないかと思っていた。
シソ科ホトケノザと違って全然広がらないけど、庭の片隅でちょっとだけ増えて4株になったよ。
疎らにある庭の日向はシソ科ホトケノザやミミナグサ類が増えている。日向の隣の少し暗い場所はセリバヒエンソウが幅を利かせている。
かつて牡丹があった一等地は、春には諸葛菜が大繁茂、秋にはスプレー菊類が増えつつある。それらの隙間に投棄したチューリップが生えている。
木陰を埋めているのはほぼ中国原産のシャガ(Iris japonica/triploid plant)だ。老母がどっかでもらってきた三倍体の逞しさよ。
シャガを抜いて守っている場所はユキノシタ地帯、ホトトギス地帯、クリスマスローズ、エビネ、カンアオイ地帯と、何かしらの小群落になっている。
昨年は不意にセイタカアワダチソウが現れたが、同じ場所には今度こそマツヨイグサ(Oenothera stricta)と思われる草が立ち始めている。
特に最近は鉢の管理が行き届かず、植物を枯らしてしまう。管理が必要な冬春の乾燥や夏秋の炎天の時にわたしが死んでいるからだ。
管理ができなくても枯らさない様に置き場所を変えたりと試行錯誤をしているけど、それでもいくつかは枯れてしまう。
結局ダメな時はダメなんだ。縁がなかったのか、そういう因果の中にあるのか。
辰年だからね。実りもあれば、枯れもあるさ。咲かない花もあれば、増える草も、枯れる木だってある。
最近は幸運の白い龍より、不吉な暗い龍の方が多い。無益無害な龍というのはいないのだから。無益無害なものは龍とは呼ばないのだから。何かを残す龍を見逃すとせっかくの兆しを無駄にしてしまうね。
何を見落としたのだろうか。でも自分はもう動きたくないんだ。もう寒暖の差も花粉も独裁者も嫌なんだ。でももう動けないよ。人はもう厭きた。
ロシア、中国、アメリカを消す魔法を使うよ。
ほら、見てごらん。青い地球の新しい姿だよ。
喰われても晴れて咲けても木蓮華
山のも咲いてるのかな 白木蓮ですが
ヒヨドリのあの落ちつきぶりというか図太さ、カラスはどう思ってんだろ
唐木蓮(紫)より白木蓮の方が咲くはずだけど、辛夷と白木蓮はおよそ同じ時期、そして桜と唐木蓮だと思うんだよね
山でも南斜面は早く咲きそうだよね。
ヒヨドリはカラスに隠れて動くよ。ヒヨドリは体が大きいけど、都市部のハシブトカラスほどではないから、カラスとは競合しないように警戒している。
ヒヨドリがOKサインを出すとその後にメジロとかがやってくる。
カラスとヒヨドリの食性はちょっと違うんだけど、カラスとは棲み分けている感じがするよ。
鳥の世界は棲み分けが細かい。カラスが虐めるのはハト、ムクドリ、そして猛禽類の若鳥だよ。多分・・・