黄砂の季節。富士山や日本アルプスの峰々に守られている東京の空も黄みがかって、朝鮮半島からもゴミが飛んできたりして、まぁ騒がしい晩春である。
そして、それらを洗い流すように春の雨が降る。よくできている。できてないのは人類だけです。
庭の虫も増え、スズメバチの女王もやってきた。近くのバス通り クスノキ並木のアオスジアゲハも来るようになった。
うちの鳥散布クスノキの苗木。小さなポット植えで他の木よりも土が少なくても育つ強靭な樹種なんだね。丈は1mになるのに、5号ポットの半分しかない土に収まっている。これが桑だったらとっくに根がはみ出て暴れてるね。
調べたらクスノキにも盆栽があると知った。うちのはあえて剪定をせずに幼木の自然樹形を知りたくて放置しているので、5号ポットに1mという奇妙な姿になっている。
庭に植えるつもりはないけど、以前に庭に生えてきた時は何の木かわからなかったから放置して面倒なことになった。高くならないように切ってはいたけど、太くなってきて、クスノキだとわかった時には伐採も一苦労だった。当時、アオスジアゲハが頻繁に庭に来ていたのはクスノキがあったからなのだろう。今はアオスジアゲハも通り過ぎるだけ、庭に長居はしない。
ポットのクスノキは日陰に置いているし、蝶の幼虫を育てられるほどの葉もない。見つからないことを祈るばかりだ。
クレマチスが咲いた。ツツジも咲き始めた。ナルコユリの芽が伸び始め、紫蘭は花色が見えてきた。ユキノシタの花茎も伸びてきた。
春がまた一歩終わりへと進んだ。ツツジが咲き始めてるからね。蜜柑の花芽も目立つようになってきたし、初夏が近いって感じがするよ。季節が1、2週早く巡ってる。
黄色いバラの蕾も大きく膨らみ色が見えている。もう一つの黄色いバラ「チャイコフスキー」(春は淡い黄色、秋は淡い茶褐色・ミルクティー色) もいい感じに蕾が膨らんでいる。黄色いバラが咲いたら、うちは夏です!
季節が早い気がするので、スズメバチ罠を早速仕掛けることにした。女王蜂はでかいね。オオスズメバチかと思うサイズだったけど、まぁとにかく罠を早めに仕掛けておけば、女王でなくとも最初の働き蜂を捕らえるだけで群れを弱体化させることができるはず。住宅地のスズメバチは制限しないと。山じゃないんだから。
今年も日向の一等地に生えるドクダミを根ごと抜く土木作業をした。なんとなく一つ抜くと気になってしまい、気付けばちょっとした土木作業である。
庭の土を深く掘り返して、根を切らないように辿っていく。昨年組んだ庭石も崩してドクダミを一等地から遠ざける。以前は、除草剤を使ったりもしたが、ドクダミは掘り下げて根を抜いた方が効果的だという考えに落ち着いた。
全てのドクダミを完全に除草するというのは現実的ではないので、そんなことに根気を使わず、ただ日向の一等地をから取り除くだけにしている。
反省としては、黄砂の時にすべきではないということか・・・
でも季節の巡りが早いからドクダミの成長も進む。思い立ったが吉日だ。
そして、雨が降り、地固まる。
さて、ウクライナ軍の大反転攻勢が近いとか。
米国からの情報漏洩というプレゼントでさえ、ロシアには対処できる切り札がすでにない。
同盟国中国さえプーチン後を意識している。
すでに問題はプーチンをどのタイミングで捕らえるか、あるいは殺害できるかだ。武器のないロシア市民がおいそれとできることではない。が、逆に武器を持った市民がいれば、不可能ではない。
あらゆる可能性を否定せずに、その可能性を実現するのに必要な対処をするのであれば、それは起こる。
ここまでのウクライナの防衛戦争に西側が払った犠牲は相応なものだ。フランスやドイツの消極姿勢や永世中立国スイス、オーストリアが足枷になり、ヨーロッパの戦争であるにもかかわらず、一年経っての本格支援というのろまぶりだ。
その先に続くジョージア、モルドバの領土回復、チェチェンなど虐げられてきた民族の独立、そしてロシア製兵器で武装した他の独裁政権の崩壊まで辿りつかなければ、ここまでの義勇兵たちは無駄な犠牲になってしまいかねない。
歴史を二度と巻き戻させないという覚悟が、西欧の首脳陣には足りなかったようだ。それこそ拙いプーチンが考えている以上の長期戦になるのかもしれない。プーチンもバイデンも寿命で亡くなる頃に、やっと独裁政治の終焉を見られるのかもしれない。
ウクライナでのプーチン戦争は皮切りに過ぎない。どういう形態であれ、戦いはまだ続く。イラン、ミャンマー、シリアの市民はまだ戦っている。中共との戦いはクライマックスを飾るのかもしれない。北朝鮮やアフリカ南米の独裁政権はその中で枯れるだろう。
季節は止まらないし、むしろ早く進んでいる。時間の加速はどこかの神父の能力だろうか?
しかしその未来に悪は辿りつけない。
加速する環境変化を追いかけて 葉は立ちあがり蟲は飛び交う
なるこゆり都忘れの鉢にあり 北面の鳴子引きとなりぬ