307

 黄梅の記事を書いたら、昔は一輪しか咲いてなかったなぁと思い出し、Yahoo時代の記事を読み直した。2016年だけ写真を撮っていた。しかも室内に入れて撮影していた。
 この頃の鉢には庭で採れる苔を飾っていたようだ。今は苔ではなく、熱帯魚を飼ってた頃の石を敷き詰めてある。この2016年に初めて花が二輪以上を咲いたらしい。
 もともと挿木苗でいただいたものなので、幹は10cm程しかなくその頃からほとんど成長はしていない。どうも老母の管理が全く適していなかったようで、この前年から私の管理下に入って、樹形を調整しながら剪定する様になった。だから、私の管理下で咲いた最初の花という記念写真だったらしい。
 今とは樹勢が全然違う。弱そうな花だね。2016年頃はまだ短い枝がちまちまと生えていたが、今は長い枝2本だけを枝垂れさせて、それ以外はばっさり切った。そうしないと枝垂れた枝先から枯れ戻ってしまうらしい。
 2023年現在、主幹10cm、枝垂れ80cmという面白い樹形になっている。この80cmを維持するために、花後の整枝が絶対不可欠で、主幹に近い脇芽を徹底的に取り、枝先に近いものだけを残すようにする。これを怠ると長い枝先から枯れ戻ってしまう。
 結構長さになったのに枝が枯れてしまうという失敗は何度も経験した。だから、長い枝が2本だけになってしまったのだ。
 中ぐらいの枝は実験的な剪定で、見事に枯らして短くなってしまったので、さっぱり切ってしまった。
 ものも知らずに「黄梅は枝垂れない」という人がいるけど、管理が行き届いていれば、黄梅は当たり前のように枝垂れるのです。
 雲南ソケイとか黄梅モドキだとか近い品種あるらしいけど、黄梅もいただきものなので詳しくはしらない。黄梅は枝を長くすれば枝垂れます。整枝の仕方次第です。
 地植えならば、枝も花も自然と増えるんだろうけど、貧乏家の鉢植えで肥料もたっぷりとはあげられない。花後に一度肥料をやったら気休めに米のとぎ汁やレギュラーコーヒー滓をたまにやるぐらい。
 そんな扱いなので、枝も花もあまり増やすわけにはいかないのです。

 過去記事でノスタルジーに浸っている理由は全然どうでもいいことなので割愛するが、豊後梅が早速満開で、メジロとヒヨドリが交互に来て花を散らしてくれる。
 近隣の梅は散り始めていて、日陰の庭の面目躍如。皆が散る頃に咲く気の利いた梅なのです。

庭に二羽のメジロ梅つつく
庭に一羽のヒヨドリ二羽のあと庭の梅つつく

 早口言葉にしてみました。早口言葉は好きじゃないけど・・・

英雄の名誉は春の土に似て 花に飾られ種抱き眠る

コメントを残す