時代は変わった。これだけの大きな被災でも受験生は勉強できるし、あれだけの大きな衝突事故でも人の生死より、ペットの生死を気にしていられる。人が乗り物に乗せなければ、動物が事故で死ぬことは決してないのに・・・
近い未来に災害派遣・被災地救援は縮小していくだろう。人口が減っていく時代に福祉だけ拡大することは出来ない。もちろん、被災者も減るだろうし、家屋そのものも減る可能性はある。
空き地が増えて、人の目が減ることで犯罪の凶悪性が一層増すかもしれない。
野生動物は盛んに人界を侵し、農業の衰退は今以上に加速するかもしれない。どんなに都市部が発展しても、食料生産をするのは田舎町だ。田畑と共にある田舎町が衰退すれば、都市部は食糧危機で衰退するだろう。
衣食住の根幹が狂えば、自由・人権・民主主義も衰退するかもしれない。「衣食足りて礼節を知る」とは古代中国 春秋時代の言葉である。
倉廩實而知禮節,衣食足而知榮辱
管子 From Guanzi
When the granary becomes filled, people observe etiquette; when people become well-fed and clothed, they know honor and shame.
食料庫が十分ならば礼節を気にし、衣食が足りていれば栄誉や恥辱も気にする
自民党金権政治 は正にこれらと逆行するように、福祉の切り捨て・人件費削減 を推進してきた。管子の言葉通りに犯罪の増加、若者の闇バイトと称する強盗殺人・違法薬物流通、さらに被災地での火事場泥棒・救済詐欺 と恥も礼も名誉もない。教育制度が破綻しているのか、安倍晋三が大好きだった 道徳 が消滅したのだろうか?
最近は自分も批判ばかりだし、冬は自然と明るさがないので滅入る人が増えるのも仕方がない。滅入ってない人は現実逃避しているのが実態で、ギアをニュートラルに入れるのが一番難しい。
結局は人の敵は常に人。わかっていても改めて示されるとやるせなくなる。しかし、人の味方も稀に人。
犬や猫も癒しにはなるだろうが、家族と呼ぶのは人の勝手で偏見に過ぎない。そんな価値観を他人にも押し付けようとは、平和を超えて地獄の入口のようである。そういえば韓国の犬肉も禁止されたな。
これから気候変動で食料不足も加速するだろうけど、大丈夫かな、西洋の価値観で禁止事項を増やしてしまって…
あれこれ考えると明るい可能性にも気付く。人が減るということは人口密度も下がるだろう。東京みたいな窮屈な町にいる自分にとっては明るい材料だ。
動植物が増える可能性もある。人が減ることで人に依存している動植物は減るかもしれないが、人に圧迫されていた動植物は増えるかもしれない。
何度か書いた気もするが人が減れば温暖化の要因は減るはずだ。
そして、大国ほどダメージが大きいので軍事大国と呼ばれる国ほど治安は悪化し、先進国であればあるほど衰退の幅が大きくなるだろう。それは欧米の独善的な二重基準が破綻していくという意味でもあり、悪いことばかりではないはずだ。
ロシア・中国のような権威主義社会も、世界規模の人口減少の中では大きな力を維持できない。
貧困により教育水準が下がれば、西側の自由・人権・民主主義も衰退するだろう。欧米や日本ではすでにその兆候が見え始めている。自国第一主義の台頭も権威主義と大差はなく、結局社会が弱体化している証左だろう。
日本は資源がない国で、このまま弱体化が続くと犯罪だらけの貧困国家になるかもしれない。経済発展は戦後1945年以降の話であり、もともと豊かな国ではない。
技術立国というのも日本だけの専売特許ではなくなり、相対的な地位が下がる中で、新しい可能性を模索しなおすというのは悪いことではない。
新しい可能性が何かはまだわからないが、アニメやゲームといった文化発信もその一つだろう。
少なくともアメリカ追従型の自民党モデルの社会は、アメリカ社会と共に間もなく破綻するだろう。それは中国やロシアに乗り換えろという意味でもない。
そろそろ独自路線を示し、欧米が為せない真の平和を目指す新路線を進むべきなんだと思う。
とりあえず、「イスラエルは国家ではない」「台湾は独立国」ぐらいから始めたらいいんじゃないかな?
寝床冴ゆる息だけ息だけはする
池田大作が亡くなった政党と今後も連立するきゃない自民政府なんでしょうかね 渦中の吉本興業に食いこまれてたりとか、ほんと情けないんだけど