チャイコフスキー解禁

 寒いじゃない。たまらず暖房入れちゃったじゃない。
 でも季節の行進は止まらない。

 チャイコフスキーです。うちの黄色い薔薇も薔薇らしい芳香がありますが、チャイコフスキーの香りは甘いです。なかなか芯が開かなかったけど、やっと芯が割れました。
 蜜柑の花は寒さで開くのやめたみたいだけど、淡い黄薔薇チャイコフスキーはもう止められなかったようです。

 さて、プーチンの最後の足掻きのような寒さ。エルニーニョで冷夏傾向の今年、プーチンもだらだらと生き残るのではないかと関連付けてしまう。
 しかし、ウクライナ軍の反攻は広範囲、同時多発的に始まっているらしい。

①セバストポリ軍港へのドローンの集中攻撃で、ロシア海軍の軍船などが破壊された
②ヘルソン近辺のドニプロ川を渡河して橋頭堡を築いた
③ルハンシクでのウクライナ軍の襲撃に混乱したロシア軍とワグネルが銃撃戦を繰り広げた

 他でも戦闘は拡大している様だが情報は伏せられているし、ロシア軍も全てを把握できていないかもしれない。ロシア兵が降伏しており、情報の空白が生まれているからだ。
 そこへ盧 駐フランス中国大使の「旧ソ連構成国は独立した主権国家ではない」発言で北京も混乱し、ウクライナは情報戦でも勝利した。
 クレムリンが発する世界への脅しは、次第に中東・アフリカ諸国の嫌露を引き出しており、地理的にEUやNATOではなくロシアを立ててきたアルメニアの世論も西欧へ接近している。ジョージアやアルメニアの次の選挙で不正がなかった場合、どのような結果になるか興味深い。

 全てにおいてウクライナの勝利は連鎖反応を生むだろうが、反対に勝利なしでは大きな変化・渦を生み出せないかもしれない。

 選挙ではなく革命を求めているのはシリア・イラン・ミャンマーである。これもウクライナ勝利後でなければ、支援は届かない。余力の問題で届けられないし、もし先に中台問題に火がつけば、さらに後回しになってしまう可能性もある。
 しかし、ウクライナの勝利が2023年中に確定するかは不明だ。戦闘機の不足、核兵器の問題があるからだ。
 ウクライナの勝利は2024年の前半というのが2022年半ばでの大方の予想・見解だったが、ロシア人の厭戦ムードが戦況にどの程度影響するかは不明で予断は許さない。フランス マクロン政権の裏切りも見え隠れしており、西側の失策で形勢が変わる可能性も否定しきれない。

 そんな中で日本が立憲民主党政権になるなんて事故が生じたら大問題だ。反自民を貫く私でも立民がありえないことはわかった。日韓台まで総崩れに成りかねない。自由・人権・民主主義が破滅してしまう。自民党よりひどい政党に成り下がるとは思わなかった。
 国際情勢を鑑みても、自由主義陣営にとって立民には消えてもらうしかない。正直目障りだ。

 さて、最近では旧ロシア帝国出身であるというだけで演目から外されているチャイコフスキーだが、そのルーツはウクライナ コサックにあり、ロシア帝国の支配地域だったというだけで、チャイコフスキーはウクライナ系ロシア人、あるいはウクライナ人といっても過言ではない。

 冷静になれば、ロシア人にこれ程の芸術家が生まれるか? ああ偏見かもしれないけど、ちなみに他にも、
プロコフィエフ→ウクライナ東部出身
ラフマニノフ→モルドバの前身モルダビアにルーツを持つ
ストラビンスキー→ポーランド(リトアニア)にルーツを持つ

 だから何だということもないが、チャイコフスキーやプロコフィエフに関しては、ウクライナにルーツを持つ人なので、そろそろ芸術分野では解禁していいんじゃね、ってことです。

 で、うちでもチャイコフスキーが咲き始めたので解禁します。亡父の葬送曲もチャイコフスキーだったりするので、隣家が多めに切花をくれたんですよね。それで根付いた秘蔵の薔薇です。

 チャイコフスキーの香りは甘いんです。薔薇香にちょっとだけミルクティーを混ぜたような甘い香りがいいんです。
 うちの黄色い薔薇と比べても甘い。デザートの甘さがあるんですよね。ってことでチャイコフスキーにベタぼれです。

 そんなチャイコフスキーの甘い香りに負けじと定家葛も芳香を放っています。
 昔はジャスミンの仲間だと思っていた植物だけど、キョウチクトウ科の有毒植物だそうで、ジャスミンティーにできないのに、ジャスミンより甘い香りがする。ツンとした芳香だけではないところがチャイコフスキーに似ている。
 その意味では蜜柑の花は、甘さのないツンとしたスパイシーな芳香を持っている。

 沈丁花のツンとした芳香は好きではなくて、子供の頃のデパート一階の化粧品売り場のような臭さがあって、今思い出しただけで具合が悪くなる。シャネルなんてありえない!
 香りの好みは個人差があるから仕方がないけど、砂糖菓子のような甘い香りが安全牌なんだと思う。
 でも定家葛の香りも嫌いだという人もいるし、やっぱり人それぞれなんだね。ああ、今年はクチナシの花は咲けるかな・・・

 独裁者に死を 英雄の墓に定家葛飾る

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