完全にはまっているゲーム「ことのはたんご」
一日一問しか出ません。Cookie・サイトデータの削除をしても、問題は同じです。ゲームの辞書 から1つ単語が選ばれて、それを10回の入力で当てるというだけのゲーム。
やる気がまったくない近頃はゲームだけが癒しになってたりして。
思考するのが面倒なんだけど、考えるのが癖なのでほっといても空想してしまう。ネガティブな時の空想は糞面白くないので、強制的に何かの枠にはめた方がいい。それが仕事という人もいるだろうし、家事だったりする人もいるだろう。とにかく目前の作業的思考で埋めてしまえば人の脳は素直にそれに従う。
ただ、体が動こうとしない時は作業そのものができないから、人生を無駄にするような負い目を感じながらゲームするしかない。
ことのはたんごはどう足掻いても一日一回きりだからそういうのにもってこいだ。
右上の表はことのはたんごが示す自分の正解分布表で、一発的中はないが7回目の正答率が高くなっている。多分、多くの人が概ねこんなカーブなんだと思う。
一発で当てようとはしてなくて、一回目で入れる単語を決めているので、その単語に似た響きであれば、二 三回目で当たることもあるが最初から勝負は六 七 八回目と決めているので、そこに正解が集中するのは意図、思惑、計画通りだ。
九 十回目は難問に巡りあった気分。もちろん正解を出せない完敗もあるけどさ・・・
Twitterで他の人の攻め方、進め方を何となく見れるのもいい。
自分も衝動的にごり押しして完敗することもあるけど、丁寧に外堀を埋めて、和語、漢語、カタカナ語の推測をして攻めている時は、まぁ10回内で正解が出る。先の記事でも書いたラスト一文字問題という罠にはまることはあるけども、回避率は高くなっていると思う。
序盤での削り語、中盤での並びや語形推測による絞り語、当てに行く攻め語の三種類はあると思うんだよね。
最初の頃は削り語を幾つか決めて、絞り語を二 三確保していたけど、やり方を変えたら7回目正解が急激に増えた。
一発当ては目指してないので、一番目の言葉は固定する。その時の残り候補数の推移を注目している。この残り候補数にはゲーム辞書でも答えにはされない意味のないフェイクワードとでもいうべき入力できる文字羅列が含まれている。だから例外はあるが半分以上は成語ではない。
ことのはたんご第232回では、自分の一番手の固定語は一字もヒットしていない。だから候補が二万と残っている。この場合の二番手も決めているので、それを入れると約9000まで候補が半減。
仮に一番手の固定語で候補が二万以下になる場合、つまり何文字かがヒットした場合は、当たった文字によって二番手を変えることもある。たったこれだけのことが始めた初期の進め方と違うところ。
始めたばかり頃は5つの削り単語を固定して機械的に入力していた。3文字程度ヒットしないと正解を想像できないからだ。いや、想像できないと思っていたから、残り候補の減り方を考慮していなかった。
過去記事に書いたように、単語にも構成要素があり、和語、漢語、カタカナ語で構成の傾向や型が変わる。特定の文字がヒットすると単語の構成上、物理的に存在しないという型が存在する。単純な例では「ン」は最初につかないといったもの。同じように「ャュョッァィ・・・」拗音、促音も頭にはつかない。その中でも「ァィゥェォ」は基本的にカタカナ語でしか使わないし、フブプテデなど付く仮名も限定されてくる。何事も例外はあるものの・・・
ある種の勘でもあるが、二番手までであまりにヒット数が少ない=候補の減りが少ない時は、カタカナ語のための探りを入れる。先ずは「ー」長音、次に~ism、~fulといった接尾辞に由来する語形で、尚且つ和語漢語でも使いそうな文字を消費する単語。
ここも初期の頃と違う点、固定していた5単語に使う文字を残す形でカタカナ語探り用に変更した単語を準備し、その結果として使用文字が被らないように「単語の活用」というような連動した幾つかのパターンを多めに準備するようになった。最初が単語5つだから、倍の10個+αになっただけなんだけど。
カタカナ語の型は実際には多いのだけど、長音とルが消えるだけでもかなり数が絞れる。
あとは濁音をどこまで削るか。序盤の削りで濁音にこだわり過ぎても単語は絞れない。かといって中盤でヒットする文字がないなら濁音も絞る必要がある。
推測でも型が見えているなら、攻め方はあるが、型が見えていないのなら削るか絞る努力をしないとならない。
ことのはたんご第232回での私の探りは全く手ごたえなく、6回目で3文字目がヒットしたが語形が見えていない。それでも三文字開いたら、脳内ローラー作戦をするしかない。手始めに処理したいのは同じ文字を二回使うパターン。
過去に答えられなかった完敗ワードの一つが「ヒダリキキ(左利き)」だ。正確に覚えてはいないけど「キ」はヒットしてたと思う。ただ、キキと繰り返したり、「キヒンセキ(貴賓席)」のように二回使う言葉をほとんど想像してなかった。
ヒダリキキのような単語が仮に正解なら、どうがんばっても4字しかヒットしないのだから、三字ヒットした時点で75%が出ていることになる。
すぐにぴんと来るならそんな機械的(キカイテキ)な作業はいらないのだけど、ぴんと来ないならまず先に同じ文字2回というのを探るのがいい。頭の中かメモでもして。
紙のメモは電気を使わないから、デジタルよりも優秀ですよ!
というわけで、ことのはたんご第232回は理想的な7回目での正解となりました。すでに残り候補が1になっているし、ゲーム辞書から漏れている言葉は多いといえど、三文字出ていれば長考すれば何かは出てくる。そこまで聞いたことのない単語ということはないよ。お子ちゃまは知らないけどね・・・・!
他の人のTwitterを見ると様々な捨て台詞があるけども、それを見るのも面白い。自分も言葉を吐き捨てることはあるけど、正解の当て漢字に驚くことはあっても、知らない単語はなかったと思うな。自分と縁遠いので知ってても出てこないとか、漢語由来の最後の一字問題にはまるとかはあるけど。だから序盤に漢語由来なのかを見定めないと、一字問題は削り続けるしかないので、こればかりは削りワードを決めていても回数的にも限界がある。
ことのはたんご以外の日本語版Wordleではゲーム辞書へのこだわりが低くてゲーム性が乏しいものもある。全てをやったわけではないけど、ゲーム辞書による出題単語の制限、選別はとても重要だということは製作者も書いているが、その視点なしでは、このちょうど良い面白さは生まれない。
これが難しすぎる人は新聞や本をもっと読むべき。本とは言ってもライトノベルばかりではなかなか語彙は増えないよ。この年齢になると古典を含む国語の教科書の読み直しだけでも価値はあると思うよ。そんなこと絶対しないけどね・・・
知らない言葉が多い文章って括りで本を選べないからね。辞書では実際の使い方は身につきにくいし。元々言葉は生きているものだから、略語も含めて言葉にはブレはあるだろうが、スマホはスマホだし、マックかマクドかのレベルではクイズにならないし、そこにゲーム辞書という概念の重要さがあるよね。
ちなみに過去にギブアップした単語としては「ショウジョ(少女)」がある。これは「ョ」が二回使われるという構成で、自分と縁遠いので出てこなかった。仮に「少女」に生で会っても「子供」という分類になるので、少女という言葉では認識しないかもしれない。
老いたな、俺・・・・・