収穫 3

 今年は山茶花を剪定した冬~春のうちにスミチオンを撒いた。お陰で山茶花も椿もモッコクも害虫がほとんどつかなかった。そのついでに梅や蜜柑、柿にも軽くスプレーしたので収穫を期待したが、今となっては反省しかない。
 柿は背が高いので軽くスプレーしたぐらいでは大した効果ないだろうが、蜜柑と梅には効果があった。受粉する虫も減ったのだ。実が全くつかなかった。
 蜜柑は花も少なかったが、梅は花だけなら多かったのに・・・

 今年の梅の収穫。豊後梅は1つ見えたが傷んでいたので今回は放置。この写真は八重寒紅梅の実です。傷もなく綺麗なのが3つも採れました。八重寒紅梅は鉢植えなので、本当は花が終わったら落としておくべきなのでしょうが、常に実を期待してます。昨年は途中で早々と落ちてしまったけど、スミチオン効果なのか実った3つは最後まで落ちませんでした。
 豊後梅の実と比べると一回り小さい実。なんかかわいい!
 追熟する必要もなさそうなので、洗ってまもなく砂糖とブラックニッカで約350mlぐらいかな、本当に少量の梅酒を作りました。昨年のものはまだ残ってるし、好きな人は実ひとつでも小ボトルで作ってみるといい。さすがに実1つなら200ml前後だろうな。口が広く蓋のある小さなボトルを準備しないといけないね。
 色んな酒で少量作ってみるのもいい。基本は熱処理されている蒸留酒。日本酒の梅酒もあるけど、ボトルの殺菌や保存場所は注意が必要。保存場所という意味でもボトルが小さいと深く考えなくていい。うちでは床の間が暗くて何となく涼しいので隠し置いている。
 面白いものでこういうことをすると、これができるまで生きてようかなと思う。できたらできたで次の年も作りたいと思うだろう。自然と生きる意味は添うところにあるんだろうな。仮に国が滅びても、きっと梅は咲くだろうと思える。核戦争でもなければ・・・
 収穫がゼロだから死ぬということもないんだろうけど、ゼロだと思っていたら思わずたった3つ、されど3つを拾う喜び。

庭の実三つみつけて梅酒瓶

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