某所で梅が収穫できた という記事を見て、うちも収穫してみました。
うちの豊後梅、ザル一杯、約1kgです。まだ実はあるんですが手が届かない。全部取れば2kg弱あるのかもしれないけど、そんなに要りません。
自分は梅酒が好きです。というかビール以外、苦いもの以外は好きです。
でも、前回二年前はまともな梅が8つしか収穫できませんでした。百均で買った小さな容器4本に2つずつ入れて、ウイスキー、日本酒、焼酎、ホワイトリカーを混ぜて4種類作りました。ちびちびと飲んだそれも終わり、昨年は不作で収穫前に全て落ち、今年は丁寧に手入れをした豊作。で、1kg収穫、まだ木に残っている分は未定。
ニッカ党である私は、頑なな角瓶党だった父の死後、老母を餌付けし見事にニッカ党へ鞍替えさせました。ニッカのスモーキーフレーバーが残る梅酒の美味さは角瓶に勝利したのです。ちなみに父の遺影の脇には今も最後のサントリー角瓶が残っています。
昔は老母が仕込んでいた家の梅酒。わざわざ青梅を購入して、ホワイトリカー・氷砂糖で漬けたものでした。庭に梅の木を植えてから、梅を買わなくなり、梅の手入れも疎かになって、まとまった収穫がなくなると梅酒も作らなくなりました。その頃のかなり昔のホワイトリカーを前回に使い切ったのです。
ニッカ100%法案が可決し、糖分を白砂糖にするか、他のものにするかで詰めの議論をしています。自分としては、白砂糖とそれ以外の2種類作りたい。梅二個で作った梅酒さえ十分に美味かったので、分量さえしっかり守れば少量の方が遊べる。
欲を言えば日本酒(料理用で十分)で作ったものが良かったんだけど、そこは妥協しよう。
黒糖も捨てがたいが癖が強くてスモーキーフレーバーが無駄になるかも。ひとかけらぐらいで隠し味か。蜂蜜もいいかもしれない。三温糖やざらめもいいかもしれない。とはいえ、全部には手を出せないので、上白糖と何か一つに絞りたい。
実際のところ、糖分がなくても梅酒はできる。単に飲みやすさの都合で甘味を加えているので、梅酒を一種のリキュールとして扱ってカクテルにするつもりなら、甘味は後でシロップを足すという作り方もありだろう。
特に梅の実を食べるつもりがないのなら、何でもありだ。逆に実を含めて食べるつもりなら、氷砂糖たっぷりとかがいいのかも。
今年は幼果の間引き(摘果)もして、一粒が大きい。さらに収穫した梅の追熟にも挑戦しようと思っている。熟梅の梅酒は家では初めてになるので、風味とかもよくわからない。色々とチャレンジしているわけです。
梅の時期の雨だから梅雨。面白いのは柿といえば普通は実を意味する。桜と言えば花を意味する。梅だけはどっちなのか曖昧だ。でも梅の実と改めて言うことは少ないし、梅の花という表現は菅原道真の歌にもある。やはり梅も実を意味するのかな。少なくとも梅雨の梅は実のことだ。しかし、梅見といえば梅の花だ。
そういえば、柿の花はとっくに終わり、この時期になると梅の実ぐらいの柿が見える。もちろんまだ食べられない。
梅雨の中で紫陽花は次々と咲く。一部のユリも我慢できずに咲き出した。ギボウシもツユクサも次々と咲き出した。残念ながら美容柳は本当に枯れたんだな。
酒に花もあるなら、後は肴だけど、今気になっているのはナムルだ。
自分は外食も普通にしてきたので、ビビンバ≒ナムルは特別なものでもなく、弁当の惣菜と変わらないと知っている。韓国歴史ドラマでも野菜しかないとぼやくシーンがあったりと、日本でいう漬物(浅漬け)や惣菜を足して割ったような簡単おかずだと分かっている。
老母は老いてからナムルやビビンバと出会ったので、かなり遅れてどはまりし、買い物リストにナムルが入っていること度々。スーパーの4色ナムルが大好物になった。
こうなると難しいものではないし、自分で作ってみたくなるわけです。私はナムルを作りたい!
さて、とりあえず買い物に行く前に、庭のドクダミでナムルの作り方を練習しました。写真は撮ってません。美味い不味いではなく、作り方に手馴れておきたかっただけだから。まぁ食べられたけど、茹で過ぎてくたくたになり草団子みたいなものになりました。庭のものなので意識して過熱したのが仇になった。
塩茹でしたドクダミ臭のする草団子、ごま油、おろしニンニク、炒りゴマ、醤油・塩少々。食べられたけど、ナムルではなくドクダミ臭のする草団子でした。
塩茹で野菜、ごま油、おろしニンニク、炒りゴマ、小口切りネギ、塩
適宜に醤油・中華ダシ(鶏がらダシ)・粉唐辛子・砂糖(水あめ)など
ドクダミにネギは使わなかったというか使いたくなかった。もったいない。
ネット検索で某韓国料理店のレシピを参考に、とりあえず、かなりの頻度でネギを入れるらしい。これは食べてて意識しなかったな。
いつもスーパーで買う4色ナムルは、もやし・ほうれん草・ぜんまい、それと赤い奴だ。ずっと人参だと思っていたけど、確かに特に人参の味ではなかった。もしかしたら切り干し大根と粉唐辛子だったのかもしれない。ラベルなんてちゃんと読んでなかった。
調べたレシピは切り干し大根と粉唐辛子で、見た感じはいつもの赤い奴にそっくり。もしかしたら、「赤い=人参」という先入観なのかも。本当は大根なのかも。
日本料理での人参と大根の「紅白なます」も限りなく大雑把に言えばナムルに近い。大雑把に言えば、酢かごま油かの違いでしかない。
なます作りと同じで塩もみでしんなりさせてから洗い、水気を切ったら酢と砂糖でなますに。ごま油・おろしニンニク・ゴマ・ネギ・塩・醤油・砂糖・唐辛子でナムルになる。
切り干し大根のナムルは湯戻しから流水で冷まし、絞って水気を切ってから味付けでナムルになる。
ナムル簡単。ドクダミは好みだろうけど、失敗。でも体調は良くなった。
まだドクダミしか作ってないけど、もやし、大根(切り干し大根)、菜っ葉を作ってみたい。
山菜のナムルはもう少し調べてから作ってみよう。水煮を使う予定なので急ぐことはない。NHKの春の山菜ナムルがおいしそうだけど、日本人としては山菜は天ぷらがいい。山菜の水煮をナムルにした方がいいかなぁと思ってる。
で、咄嗟に思いついたのがアボカドのナムル。過熱工程がないナムル。単にアボカドを他のナムルといっしょに食べればいいだけな気もするが、森のバターとも呼ばれる濃厚なアボカドにごま油が合うのか試したいというだけ。
キャベツとかのナムルは想像ができる。ねばねば食材のナムルもできそうだ。食材を混ぜてから、後追いでごま油などをかければ良さそう。
湯通しした蒟蒻は、ぜんまいやわらびの水煮といっしょにナムルにできそう。
ナムルに水切りヨーグルトを添えるなんてのもありえるな。
親の影響で今頃、ナムルを作りたくてしょうがない。実験だ! 実験しかない!
水無月の晴れ間 四色ナムル
8 9 6 4 まだまだ まだ為せず